<お仲間とのドライブについて>
観光地へ複数台の自動車で出かける事があると思いますが、その安全走行について気をつけなければならない事を整理してみました。
ネットでもキーワード選択が悪いのか、この手の情報は見つかりませんでした、独断と偏見かも知れませんがご参考になれば幸いです。
昔は、自動車のアンテナやミラーにリボンや旗を付けている車を良く見ましたが、最近は見かけることが無くなりました。
みんなでドライブするケースが減ったのか、ガラスアンテナやルーフアンテナのおかげでリボンをつける事が出来ない、ミラーに付ける
と格好が悪いのでやめたのか、良くわかりません。
付けていればグループであると他車に注意喚起も出来、多少は配慮して頂けるのではと思います。
(他の車は敢えて間に割り込むとか、追い越すとか、注意が出来ます。)
最近リボン、旗などを見たのはオートバイのグループですが、オートバイのグループはこれがなくても直ぐわかります。
<準備>
・余裕のある計画を立てる、(休憩場所、時間を多めに取れば調整が楽です。早く着けば儲け物と考えましょう。)
・当日の予定や走行ルート、はぐれた時の待ち合せ場所を知らせておく
・各自の携帯電話番号を知らせておく
・信号で後続車が止まっても、後続車から見える直ぐ先の道路に止まって待つ場合は交通の邪魔にならないように配慮し、先のコン
、ビニ、スーパーなどのお店の駐車場も利用するよう心がけること。
(今時は携帯電話があるので、後続車から見えない所て待っても問題ないし、道なりに進むのであれば待つ必要も無いと思います)
・くれぐれも後続車が信号無視や無理をしないように安全第一で同行するよう事前説明を行うこと。
<走行>
1.速度は制限速度+20kmまでの範囲で他の車の流れに合わせて走行すること。
スピード違反を勧める訳ではありませんが、現状の道路では一般的な速度であり、通常走行のパトカーでさえ必ずしも制限速度で
は走っていません。
某社のトラックなどは制限速度遵守で走っていますが、後ろが渋滞になっても知らん顔で道を譲る人は良いのですが何十台も後ろ
に引き連れられては困ります。(教習所等でも車の流れに乗るような指導があったと思います)
2.基本的に一番遅い(運転がうまくないドライバ)車に合わせること。
運転がうまいとか、排気量が大きいからといって自分本位に走られると同行する他のドライバーが疲れますし、無理をして事故を招
く恐れがあります。(一人の時に好きなように走ってください、少なくとも私はこんな車と同行するのは嫌です。)
頻繁に加速、停止はもっての外、渋滞や事故が起こる要因を良く考えて見て下さい。
(長距離トラックなどの車を転がすような運転を心がけてください、一番疲れないし燃費も良い筈です。)
3.先頭の車としんがりの車のドライバには運転のしっかりした人を配置すること。
一般道で先頭車が車線変更をやたら繰り返すと曲がる所で曲がれなかったり後続車は堪りません。
(一緒に走りたくありませんが、こういう人と走る場合は車間を広く取り、間に他の車を3台位いれておきますと車線変更も楽です。)
しんがりの車がしっかりしていれば、間を走るドライバに安心感を与えます。信号で置いていかれても後ろに頼れる人がいると信号
が赤でも無理して前の車について行くことは無いかと思います。
4.各車、車間距離は一般道では最低2台分くらい空けること。
どうも、前の車を見失いたくない、間に割り込まれるのが嫌という事だと思いますが、車間を空けないドライバがいます。
昔ははぐれた時のために、アマチュア無線の免許を取得する人も多かったのですが、今は皆さん携帯電話があります。信号で停車
し、はぐれても、間に他車が入ってもカーナビもあるし、電話連絡できるので絶対に迷うことはありません。
あせらず時間をかけて走れば間に入った車も同じ目的地に行かない限り、途中右左折して、必ずいなくなりますので無理に追い越
して前の車に付こうとしない事。
また車の性能面からですが、車間距離がないと追突の恐れがあります。特に外車の後ろは「ぶつけたら高くつく」ではなく、ヨーロッ
パ車の多くは速度制限の無いアウトバーン走行も配慮し、200Km/Hからのフルブレーキでも安全に停止できる設計になっています。
そのためにブレーキ関係の部品を殆ど交換しないといけない状態になろうとも安全のため止めにかかりますので、国内販売の国産
車とは設計思想が異なり、とても敵いません。
また車間がないと前の車がブレーキ操作に躊躇し、一緒に事故を招く恐れがあり危険、迷惑です。
5.先導車
・信号が変わりそうな時は早めに止まる。黄色で飛び込まない。(後の車が黄色や赤信号でついてくるのを防ぎます。)
歩道側の信号が先に変わる場合が多いので、慣れれば止まるタイミングがわかります
・右左折の場合は早めに車線変更を行う。
早めに車線変更すると後続車も、車の流れを見ながら安全に車線変更が出来ます。急に車線変更すると後の車が混乱します。
(私の仲間内ではは、先行車が車線変更後あうんの呼吸で自車の車間を空けてそこに私の車を割り込ませてくれたりしますが、
これは余程お互いの信頼関係や性格がわからないと無理でしょう)
・自車の直ぐ後ろの車だけ注意しておく
全体を見ていると判断に迷うこともあり、ただでさえ神経を使うので疲れます。
各車が自車の前後だけ気を配れば問題ありませんし、最悪でもしんがりに任せられます。
6.中間車
・前の車に遅れまいと車間を詰めない。
・黄色信号では止まる。
あなたが危険を冒し、先導車についていっても後続車は残されますし、後続車が残る以上目的地に着く時間は変わりません。
・後ろにしっかりしたしんがり車がいますし、カーナビも、携帯電話もあるし絶対に迷うことはありません。
・前の車だけを見ないで、1台単独で走っている時のように全体を見ましょう。
7.しんがり車
・遅いとか時間がないからと前の車との車間を詰めない。
・お手本の運転を心がけ、中間車に安心感を与えられれば100点満点だと思います。
以上が過去の経験から、学生時代の友人や、会社の同僚にお願い(教育)した事柄で、これを守れない人とは一緒に走りません。
残念ながら、ここ何年かこのような事を注意して走る人に会ったことがありません。
(60点くらいの人はいましたが殆ど30点もいかない人が多く、80点以上で無いとご一緒したくありません)
私の後ろを走った事がある方、私の前を走って後ろもしっかり見ている方にはお分かり頂けると思います。
最近はこのような事を考えない、気がつかない人も多く、こちらが疲れるので、どうしても複数台で走る場合は目的地だけ教えて
現地集合にしています。
このように走行するには、確かに時間も掛かりますが、一人で走るのではありませんし、みなさんA級、B級ライセンスの取得者でも
ありませんし、自分と同じと考える事は大きな誤りです。
楽しいドライブで事故で嫌な思い出を残すよりは、多少時間が掛かり観光地1つ余計に回れなくても良いのではないでしょうか?