車中泊
1.車中泊
 ・場所選び

  a.道の駅
   日本各地に道の駅があり24時間トイレが使用でき、駐車場も広く無料で利用できます。
   お風呂、ドッグランが併設されている所もあり、予め調べてカーナビ等に登録しておけば大変便利です。

   不適な場所
    ・山中や田舎の民家も無い場所(民家があっても人の気配が無い、誰も住んでいないような所もあり
     ました)
    ・タイヤのスリップ痕のある広い駐車場
    ・1台の車も止まっていない場所
    ・国道から離れた場所(最近、既存の施設を道の駅として使う場合がありますがとんでもない辺鄙な
     所もあります)
   適地判断基準
    ・キャンピングカーが泊まっている。(車中泊仲間)
    ・大型トラックが泊まっている。(車中泊仲間)
    ・近くに人が住んでいる民家がある。(近くにコンビニがある)

   道の駅も数が多いので、そんなに遠くない場所に必ずもう1つ位はあります。不安な場合は次を探し
   ましょう。


  b.SA,PA
   高速道路のSA、PAも24時間トイレが利用でき、お仲間も多いので、初心者には安心です。
   24時間営業のコンビニやファストフード店、コインランドリー、シャワー、ホテルが併設されている所も
   あります。
   ハイウェイオアシスが併設されている所もあり、ホテルやシャワー、お風呂がある場所もあります。

   不適な場所
    ・PAは規模が小さく、場合によっては車が1台も止まっていない場所があります。
    ・トイレへ近くの駐車場所。(一晩中出入りが多くうるさい)
    ・エンジンを掛けたまま眠っているトラック、乗用車の横。(うるさい)

   SA,PAも数が多いので不安な場合は次へ、ただ道の駅と違い戻るのは厄介です。


  c.コンビニ
   どうしても適地がない場合の選択肢です。
   トラックなどが寝ている様な大きな店舗を選んでください。

   不適な場所
    ・営業妨害にならぬよう、駐車場の狭い店舗は駄目です。
    ・店舗前。(店舗の外れに)
    ・混雑している店舗。(街中では迷惑になります。)

   晩御飯、朝ごはん、飲料、おやつなどはお礼代わりに利用して下さい。


  d.登山の登り口
   駐車場、トイレ、水場がある場合が殆どで休日には御仲間もいます。
   必要最小限の設備が多く、町までの距離があるなど、便利さは落ちます。

   不適な場所
   ・1台の車もいない場所。
   ・駐車場の狭い場所。(登山者優先)
   ・冬場

   当然山の中が多いので、数も少なく下調べが必要です。


  e.キャンプ場
   泊まるだけなら大層な装備は不要で、車中泊用の荷物に小型テントを1つ追加すれば何とかなります。
   高規格キャンプ場ではなく、普通のキャンプ場であれば、お値段もお手頃です。
   探せば、立派な無料キャンプ場もあります。また、有料オートキャンプ場でもオートキャンプではない
   一般サイトにするとリーズナブルです。(車の横付けは出来ませんが)
   ワンコがいる場合は犬禁止もありますのでご注意ください。

   不適な場所
   ・高規格キャンプ場(周りに比べ簡素なサイトになり、わびしい感じがします)
   ・交通の便が悪いところ(細い山道の上など)
   ・トイレや水場の無いところ。
   ・町からあまりにも離れている所
 


  f.駅前駐車場
   有料ですが地方に行くと夜間は価格も安く、トイレの利用も可能な所が多いようです。
   最近は利用したことがありませんが、選択肢の1つです。

   不適な場所
   ・場所により駐車場があっても小さく(5台程度)無料でも、長く止められない所
   ・地元の駅利用者の迷惑になるような所
 


  ・g.観光地駐車場
   場所により、トイレもあり利用可能。
   国立公園などは良く整備されており、シーズン中はお仲間も多い。(シーズンオフは怖い)
 

  その他
  ・携帯電話の送受信範囲であること。
  ・車中の見える所に金目の物を置かない。
  ・就寝時はカーテンなどで外から見えないようにする。
  


 ・装備

  a.就寝
   車中泊ではエンジンを止めて寝るのが基本です。エンジンを掛けたままですと、雪の日などは命に
   拘わります。

   ・寝袋
    羽毛のものが軽くコンパクトで便利です。登山用の物がベストですが価格が高いので適当なものを
    選んでください。  車ですので多少かさばっても大きな問題ではありません。
    零下でも使えるものも安価になり、寒くはありません。

   
                   標準タイプ                                耐寒用

   標準タイプは少し薄手ですが春夏秋(冬)も使用可能(-3℃)でも使えました。
   耐寒用は−18度まで使用可能ですが、まだ試したことはありません。
   羽毛の掛け布団も春秋は便利です。羽毛はきれいに畳むのではなく収納袋に詰め込むだけでOKです。


   ・エアーベッド
    最近の車はフラット?になるものが多いのですが、段差があります。これを無くしてくれるのがエアーベッドです。
    色々なサイズ、厚みの物がありますので車に合わせて選びます。
    あまり厚みがあると,天井までの距離が短くなり圧迫感が出ますし,薄いと段差が吸収出来ません。
   

    電動ポンプを使うと簡単に膨らみ、シート上に大きな荷物や尖ったものが無ければ、荷物があってもそのまま置いて使え
    ます。  畳むときは電動ポンプで吸気すればきれいに空気が抜け、簡単に折畳め邪魔になりません。

    ただし、商品の特性でしょうか5年も持ちません。安価ですので消耗品と割り切れば良いと考えています。

    インテックス コンフォートエアベッド クィーンサイズ (203p×152p)
     価格も安く、電池式電動ポンプが付いていて、加圧も用意です。
     3つ目ですが、問題は電動ポンプ、電池収納部分のシールが弱く、経年変化で空気が抜けてきます。
      接合部分を接着剤等で隙間を防いでやれば大丈夫です。(現在2年目)


  b.食事
   外食が基本ですが、コンビニ弁当などでも暖かい御味噌汁があれば美味しく頂けます。
   美味しい湧水があった場合はコーヒーを飲むことも出来るように準備しています。


   ・バーナー
    ホワイトガソリンとカセットガス用を準備。カセットガスは冬場の火力が弱いのですが、夏場はお手軽に使えます。
   
             コールマンシングルバーナー                      カセットガスバーナー

   このコールマンは20年以上使っています。パーツが用意されているので余程の壊れ方をしなければ何時までも使え
   ます。
   ポンプカップは3回交換しましたが、他は再塗装した位で現役です。他にもまだ2つありますが出番がありません。

   カセットガスタイプは冬場は時間がかかり実用的ではありませんが、簡便なため夏場は重宝します。

 ●新兵器?
 オークションで見つけたカセットボンベ使用のガスバーナー、ケース付きで分離型が面白く即購入。
  
 さっそく、試験しましたが1Lの水が10分もかからず沸きました。しかもガスの消費も少なく使えそうです。(前回購入したものは
 キャンプ用のバーナーを使い専用ガスボンベの代わりにアダプタでカセットガスを使えるようなアダプタをつけるものでしたが、
 1回お湯を沸かすとカセットガス1本使うような代物でした。)
  
  バーナー部も折りたたみ可能で、大きく安定感もあり、点火もバルブ付近で出来るので安全です。
 


   ・なべ
    パックごはんも温められるよう深底タイプで熱効率も良いものを用意しています。
   
                  アルミ深底                              ステンレス

   アルミの縦型は熱効率も良く、1Lの水も10分もあれば沸いてしまいます。
     


   ・ポット
    何度も沸かすのは面倒なので保温性の良いものを選定。朝一度沸かすと夕方まではOKです。
   
    中には数時間で温度が下がり、使えないものも結構あり、いくつか試す必要があります。
    カタログや説明書ではよくわかりません。
 


   ・調味料
    醤油、ソース、ドレッシング、マヨネーズなど。
   
    みそ汁、コーヒー、スープなど。
    自然の風景の中でのむコーヒーは格別です。
    スーパーで御刺身や納豆、豆腐などと一緒に購入しますが調味料の無い場合が多いので重宝します。
    長期の場合、野菜も摂らないといけませんのでマヨネーズ、ドレッシングは必需品。
    最近は1人前位のカット野菜もあり便利です。


   ・食器
    後片付けが楽な紙コップ、紙皿を使用します。
   
   エコの観点からすると、どうなんでしょう?  森林破壊と食器を洗剤を用い洗う場合の環境破壊と比較して...
   風情はありませんが、洗う手間がいらないので便利です。
 


   ・非常食
    これだけコンビニが増えるとまず必要ないのですが、念の為。
    山間部に入るとに入ると何もお店がないところもあります。
   
    カップラーメン、パックごはんとカレー、スパゲティとソースなどがお手軽です。
    最近気がつきましたが、食材の賞味期限って短いですね、半年に1回はチェックしないと使えません。

   ・飲料水
    わんこ2匹ですと、1.5Lペットボトル1本分は必要です。もちろん人間用にもコーヒー、みそ汁、ラーメン用に必要です。
    ポリタンクも2つ用意してあり、出かける前に給水し、名水を見つけると入れ替えます。(補給は、道の駅などでも可能)
   
    ペットボトル   2頭のおよそ1日分です。
    ポリタンク小   調理用
    ポリタンク大   予備
 


  c.快適装備

   ・リアモニタ
   
   後部座席で映画鑑賞、ビデオカメラの再生などができます。
   ナビ画面でも可能ですが大きな画面のほうが綺麗です。
 


   ・DVDプレイヤー
    DVD再生はナビでも可能ですが、CPRM対応ではないので固定とポータブルを追加。
   
    HDDレコーダーで録画したDVD、MP3も再生できます。
    ポータブルタイプはSDカード、USBメモリ対応です。

   ・DVDコンソールBOX
    偶然見つけたコンソールBOX、既に何年も前に販売終了。でも探すと見つかりました、それも1000円、送料込みでも
    2000円以下です。

    これにCPRM対応のDVDプレイヤーを組み込み完成。
   
    中は空洞が大きいので、サブバッテリを仕込みました。


   ・サブバッテリー充電器
    サブバッテリ−充電の為に購入設置。
   
    これがあると車内でサブバッテリの電気を使ってもメインバッテリーはエンジン始動電力が確保されます。
    運転席にモニターも設置、最近の充電制御の車では絶えず充電とはなりません。


   ・DC−ACコンバータ
    携帯やカメラの充電(12Vでも可能)ですが、別売のアダプタを購入する必要がありません。
    150W、500Wのものを設置しました。
   
   150Wのものは助手席下、DVDプレイヤ−や機器充電用です。
   500Wは3列目座席下に設置、炊飯器でご飯を炊くことも可能です。


   ・ワンセグテレビ/ラジオ
    小型で安価なものを1つ準備、どこでもTVです。
   
   長野のショッピングセンターで展示品を3000円で入手したものです。
   ラジオは懐中電灯付で手回し発電でも利用出来るものです。
 


   ・電波時計
    腕時計でもよいのですが、就寝時目覚めたときに時間が分かるよう枕元に設置。
    お茶と懐中電灯、タオルなども準備。
   
 


   ・ペット対策
    わんこの泥足、爪攻撃、噛んだる攻撃の対策に追加。
   
             一列目                     二列目                     三列目

  最初のシートカバーは爪かき、噛みつきで悲惨な状態になったため新調しました。
  今回はパンチングデザインで見栄えは良いのですが、この穴に爪が...
  そこでワンコ用の防水シートでさらにカバー(なんのこっちゃ)これで長持ちするかな。
 


   ・ノートパソコン
    フリースポットでの運用、カメラデータのバックアップ、ナビデータ修正などに利用しています。
    Iphoneがあるので殆どはそれで用事が済みますがデータストレージにはなりません。
    道の駅やSAで無線LANサービスがあるときは利用します。
   
 


   ・懐中電灯
    いくつかあると便利です。最近はLEDで消費電力も少なく熱を持たないので便利です。
   
   350円(電池無し)で見つけた小型LEDランプです。
   使い勝手がよいので各車に1つ、3個も買ってしまいました。
 


   ・携帯電話充電器
    AC100Vが使えるのでACアダプタを持ち込めば良いのですが、忘れることもあるため準備
    価格も安くなりました。(全て1000円以内でした)
   

   ・耳栓
    時間的に余裕の無い時、疲れている時、駐車場所を選べない時などはエンジンを掛けたままの
    トラック等の横で寝る事があります。

    そこで重宝するのが耳栓。100均で入手出来ます。
   

   ・ハッチバック半開き器具?
   正式名称は分かりません。長野の温泉でワンコを車に残し温泉に出た車のハッチバックが少し開いていたのを不審に思い
   近ずくと・・・・ワンコに吠えられました。

   遠目に観察すると20cm位のパイプの両側に6mm位の四角い輪が付いたものが見えました。
   なるほど。これで半開きになるのかと感心し、欲しくなりましたが名前も分からず見たことの無い手作り品でしたので作って
   見る事に
  
  1号機、2号機(初号機は針金1重のため強度不足で、使い物になりませんでした。)

  さすがに6mmの鋼材を曲げたり溶接するとなると大変ですので、針金ハンガーで作って見ました。
  材料は
    針金ハンガー  1本
    ビニールテープ
  工具は     プライヤのみ

  写真のように折り曲げテープを巻き付ければ完成です。

  使い方は
  
  車体側に爪状の輪をかけ、ハッチバックのロック部に差し込んでロックすれば完了。
  少し開いた状態で外気が通ります。キーでの各ドアロックも出来ますので安心です。
  ドアの開き具合を調整すれば尚安心できます。
  ワンコが居れば手を出す人はいないと思いますが、自己責任でお試しください。

  夏の車中泊、ワンコを残しての短時間のお買い物(スーパー、コンビニ)に使えそうです。
  昔の車はエンジンを掛けたまま、スペアキーでロックが出来ましたが最近は、キー閉じ込み防止の目的か出来ない車が
  増えています。
 

  購入2年後ですが、初めてわかりました。 エスティマ 50 ではエンジンを掛けたままメカニカルキーで施錠が可能でした。
  短時間の車内留守番なら車のエアコンも使えそうです。


 ●道路情報専用ラジオ
 

 最近の自動車は殆どがカーナビ付きとなり、大変便利ですが、不便さを感じる事がありました。
 それは、道路情報を聞きたい時 (もちろんナビでも出来ます)
  「メニューを押し、道路ラジオを選択、聞き終わったら戻す」と高速道路運転中に画面を見ながら2操作、3操作必要で
 非常に危ない事になります。
 昔のカーラジオだとワンボタン(1操作)で出来て便利だったのに残念でなりません。

 そこで、AMラジオを何台か買いこみ
  1620KHzの信号を検知したら、スピーカーから音を自動で出し、信号が無くなると自動的に音を消せないか試しました。
  (昔、こんなラジオが販売されていました)
  1620KHzの信号でリレーを駆動(信号強度は走行中不安定になるので、遅延回路をつければ途切れず可能?)
   −−>ノイズでも反応して使い物にならず失敗。
   −−>小さく作るためポケットラジオを分解して使用しましたが、車の中では感度不足。
     (外部アンテナを付けたり、高周波アンプを1段追加すれば良いのですが面倒です。)
 
  トランジスタラジオ4台(内2台の中国製は1600khzまで受信出来ない仕様でした)試すも大失敗

 結局、スピーカ付きの自動車用AMラジオをヤフオクで購入し、周波数固定で電源ONOFFで使用することにしました。
 自動車用ラジオですから感度も良く、ビニール電線を1mも付ければOK。
 周波数を1620KHzに固定し、ACC電源に1つSWを入れればOK。
 
 上段のものがそれです。下段にあるのはCPRM対応のDVDプレーヤーで、カーナビがCPRM未対応のため購入したものです。
 これにもAM/FMチューナが付いているのですが(中国製)感度が悪く使い物になりません。

 車載用のスピーカ付きラジオは一般販売されていませんが、中古品などを探すとトランジスタラジオ位の価格で販売されており
 スピーカ内蔵ですので、電源配線だけでよく簡単便利です。
 


 ●コールマン クアッドランタンLEDブラック Model200023538 (2015.03.13)
  コストコに行った時、思わず衝動買いしたランタンです。ランタンはガソリンタイプ、電池タイプ、灯油タイプ、ロウソクタイプ等
 と何個目になるのやらですが、分割できる面白さに惹かれてしまいました。
 
  単1乾電池が8個入るので大きくて重いのが欠点です。そのため車中泊用というよりはキャンプ用ですが面白いのでしばらく
 は遊んで みようと思います。
 

 ●ホワイトガソリン              2015.06.13
  キャンプで使うランタン、ストーブの燃料は低温時でも火力の衰えないホワイトガソリンがメインです。
  (本来、非常時には車のガソリンでも使えると言うのが気に入って揃えました。)

  ただ自動車ガソリンに比べると値段が高く
   コールマン  4L  約4000円    1Lで約1000円
     他メーカーのものでも1Lで500円位しています。
 
  そこでいつも利用するのがこちらの商品です。 ホワイトガソリン(JX日鉱日石エネルギー) 18リットル  5400円
  これですと 300円/L で一番安上がりです。
  2バーナー、シングルバーナ*3、ランタン*6等、たくさんあるので今回が3缶目の購入ですが問題なく使えます。
 

 


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